2006年2月2日木曜日

オニが来た!!-----February 2nd, 2006

半月遅れのY.K.ちゃんのお誕生会から、今日は始まりました。

朝からウキウキのY.K.ちゃんを見ると、先月は私の思い違いでかなしい思いをさせてしまったと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

Birthday snack は、Y.K.ちゃんの大好きなチョコレートたっぷりのマフィンでした。ホイップクリームとチョコレートソースでデコレーションして「4」のキャンドルを飾ると、本当に嬉しそう・・・。

見ている私たちも、幸せ~な気分になってしまいました。

窓の外には、深々と雪が降り積もり、一面の銀世界です。全国的にひどい寒波のようです。今年の冬は寒暖が激しくて、少し異常なほどです。雪が積もったらソ リすべりに行きたいと、月曜日の懇談会でお話ししたばかりでしたので、「今日あたり・・・」と思われたお母さまもいらっしゃったようですが、実は今日はも う一つの大切な行事が待っておりました。

それは節分(Setsubun)です。

ワイズ プリスクールでは、英語圏の行事を取り入れるのは勿論のこと、加えて日本の伝統文化も積極的に体験させています。

私たちのスクールにもオニがやってきました。リネット先生から節分のお話を聞いた後、みんなで豆を入れる箱に絵を描きながら、「この豆でオニを追い払うんだよね」と話し合いながら、子どもたちの気持ちを盛り上げていきました。

箱も完成し、まめも入れていつでも準備はOKです。

そのままストーリータイムに入りました。"Brown bear" を斉読していると、突然ドアが開いて、ぬうっと大きな赤鬼が現れました。

ほんの一瞬みんなはびっくりして声もなく固まりましたが、Y.Y.ちゃんがとっさの一言、

「S先生~!!」。

そのひと声にオニがひるんだ隙に、全員で「えいや~っ」と豆を投げつけ、追い払いました。オニが去り、ドアが閉まると、あっという間の出来事にみんな放心状態で、静けさだけが広がりました。

だんだん恐怖が沸き起こってきたようで、Aちゃんはお母さまの胸の中でビーッと大泣き(ちょうど早お迎えで、一部始終をご見学されておりました)。

リネット先生が、もうオニはいないかとドアを開けて確かめようとすると、みんな「こわ~い!!」と、しがみついてきました。「S先生!」と叫んだY.Y.ちゃんでさえ、後から怖くなってきたようでした。

その後のランチは、みんな食が進まず、トイレに行くのも怖がりました。そこでリネット先生が、もう一度みんなを集めて「オニは行ってしまったよ。みんなが 豆でやっつけたんだよ」とお話しされました。すると、Y.K.ちゃんは、「豆って強いんだね~」と、ちょっと納得してくれた様子です。

お帰りの時間が来てS先生がやってくると、子どもたちは一斉に、さっきのオニは先生だったのではないのか、と質問攻めにしました。先生は一生懸命ごまかしていましたが、みんなの中には、あのオニの正体についてのモヤモヤが残ったままの帰途となりました。

オニの正体は、ずっと秘密のままにしてくださいね。