ろうそくでお絵描き-----プレプリスクール January 13th, 2006
新年最初のプレプリスクールです。
B.J.くんはお休みで、R.K.くんとH.U.くんの参加でした。
R.K.くんは、お母さまとのお別れも問題なく、毎回スムーズにクラスに参加しますが、H.U.くん、そして(今日はお休みですが)B.J.くんも、まだ月齢が小さいこともあって、なかなかお別れは難しい現状です。
今日は、とくに久しぶりのクラスですから、H.U.くんはなおさらお母さまの側を離れることはできません。おはじまりのソングも、レゴのブロックも、大好きな車もほとんど目に入らない様子です。
私たちが何度声掛けしても離れられないH.U.くんに対して、お母さまも「どうして!」と、困っていらっしゃる様子でした。これまでいくつかお習い事はされても、完全な母子分離というのは今回が初めてということです。
お母さまとしては、「早く慣れてほしい」という思いが強く先立ちますから、焦りや不安もお感じになることと拝察します。
しかしながら、4月からの本格的スタートへ向けての「プレプリ」であります。今から約3ヶ月をかけて、ゆっくりと楽しみながら、4月までに学ぶための準備をしていこうというがこのクラスの最大の目的です。
この時期のお子さんにとって、3ヶ月というのは非常に長い時間です。子どもの成長はあっという間ですから、この3ヶ月の間に、みんなそれぞれにたくさんのことができるようになることでしょう。きっと、現在からは想像さえできないような劇的な成長が待っているはずです。
ですから、私たちはゆったりとした気持ちで、ご両親と一緒にお子さまの成長を見守らせていただきたい、と願っています。
今日の活動は、大きな画用紙に、ろうそくで絵を描いてみました。もちろん、紙の上には全く何にも見えません。それでも子どもたちには、ひたすらぐりぐりと 線を描いてもらいます。そこに、絵の具を薄く溶いて、太い筆で色を塗っていきます。すると、あら不思議!見る見る描いた線が浮かび上がってくるのです。
スッと塗ると、ふわっと線が現れて、子どもたちが、一瞬ですが目を見張ります。この瞬間の表情が、やはり私にはとても感動的です。
今日は実際のところ、あまり順調にクラスを進めることはできませんでしたが、少なくとも子どもたちのこの表情を見ることができたので、私としてはこれで良し、というところです。