2005年12月9日金曜日

バイバイ!マミー-----プレプリスクール December 9th, 2005

第2回目のプレ・プリスクールです。

先週のお母さま方とのご相談の結果、今日は初めての母子分離に挑戦です。

今月2才のお誕生を迎えるH.U.くん。ママがいなくなったのに気が付くと、ウエ~ンと玄関まで行って泣き始めました。言葉はまだ上手に使えませんが、「ママに会いたいよ~」と言っているのが伝わってきました。

その一方で2才2ヶ月のR.K.くんはトイカーに夢中です。マイペースに遊んでいます。

朝のフリープレイが終わり、モーニングソングが始まりましたが、H.U.くんはまだ泣き止みません。でも、もともととっても好奇心旺盛なH.U.くんです。ひとしきり泣くと、教室の中のいろいろなものに興味を持ち始め、今度は黙々とあちらこちらを「探検」してまわります。

ソング、ストーリーと課業が流れる中で、子どもたちの興味を一気に集めたのがボーリングでした。

12色の折り紙が入ったペットボトルで作ったボーリングピンを、ソフトボールでたおしてあそびます。R.K.くんはピンがたおれる様が楽しいようで、「あー、あー」と感嘆の声を上げつつ何度も何度も繰り返しあそんでいました。

R.K.くんのえらいのは、たおれたピンを自分で集めてもとに戻すところです。

H.U.くんは、「ジュ、ジュ(ジュース)」といいながら、いろんな色のボトルを取り上げては一気飲みをしていました。

おやつのあとはカラーリング。先週のred(赤)に、green(緑)が加わりました。H.U.くんは早々に切り上げて、車の本に夢中でした。一方R.K.くんは時間が来るまでずっと集中して活動していました。

R.K.くんは、一つのことに時間を掛けてじっくり取り組めるので、とてもすばらしいことだと思います。ただ、どうしても教室という環境上、現在の活動を切り上げて、次の活動に移らなければならない、ということがあります。

今日はそれがR.K.くんにとってとても辛かったようで、2回、涙を流しました。「どうして遊んでいるものを取り上げてしまうんだよ」と悲しがりました。お家で遊んでいるときには決して起こり得ないことですものね。

次回からは私たちもこの点を工夫して、R.K.くんにも分かってもらえるような「合図」を考えていきたいと思います。

母子分離初日はこんな感じで、あっという間の2時間でした。