2006年4月27日木曜日

S.S.ちゃんの葛藤-----April 27, 2006

昨日よりちょっぴり落ち着いた今日の木曜日、プリスクール3日目です。

落ち着いた、と感じた理由は、勿論子どもたちが昨日より落ち着いたから、ということなのですが、それとはまた別個に、開校以来ひっきりなしだった電話やご 見学者(主に午後の二つのクラスに)の波が、今日ぴたっと止まったので、私自身、精神的に少し落ち着いたからなのだと思います。

S.S.ちゃんは今、胸の中に逆巻く大きな二つの波の間で揉まれている真っ最中です。昨年度の体験からずっと入園を楽しみにしてきたS.S.ちゃんです が、お母さまとのお別れがこんなに寂しく、こんなに悲しいものだったとは・・・。実際に経験してみるまで、想像だにできなかったのだと思います。

昨日の朝のことですが、お母さまが教室を去ってから、「ママがいいの~」と言って泣くS.S.ちゃんを膝にのせてひとしきり慰めていました。S.S.ちゃ んは、「英語が大好きなの~」でも「ママはもっと大好きなの~」、「ママがいなくて寂しいの」でも「Sちゃんは頑張ってるヨ~!」と涙ながらに繰り返し話 してくれるのです。

今朝のお別れでも、泣きながらもしっかりお母さまに手を振るS.S.ちゃんです。スクールに来ることが決して嫌で泣いているわけではないのです。モーニン グルーティーンが始まると、不安になり、再び涙がつつつーとこぼれて来ました。クラスのみんなに歌ってもらった後、リネット先生から "Good morning, S.S." と声をかけられると、顔をくしゃくしゃにさせながらも "Good morning" としっかりお返事できました。

Singing time が始まりました。S.S.ちゃんも歌を歌うことは大好きです。昨年度からの人気曲 "The Bus Song" や、みんなが知っている "Head, Shoulders, Knees and Toes" の歌に合わせて楽しく体を動かします。そんな時も、突然(前触れもなしに)、「わ~ん」と泣き出します。

Snack time の後、ロンパーさんは、アルファベットとテーマあそびに移ります。ここからが、S.S.ちゃんが本領を発揮するところです。記憶力の良さは天性のもので す。物怖じせずに大きな声で、先生の言葉を繰り替えすので、より記憶の定着を促がすのでしょう。ゲームやアクティビティも大好きで、先生の説明をよく聞 き、指示の通りにしっかり行動できます。

この時間が、S.S.ちゃんのスクールでの英語生活を「楽しいもの」と概念付けているのだと思います。

すっかり夢中で過ごしていると、あっという間に12時になってお母さまがお迎えにいらっしゃいます。お母さまのお顔を見つけると、飛び込んでいって「わ~ん」。「がんばったね。えらいね。」とお母さまがたくさん褒めてくださると、またまた嬉しくって「わ~ん」。

ご家庭からの連絡ノートでは、これだけ毎日涙を流しても、「明日も行こうね」と言ってくれているとのことですから、私たちもほっと胸を撫で下ろしているところです。

一方のトドラーさんたち、今日の最後の課業は playdough です。昨日に引き続き行っています。今の今まで楽しく遊んでいたK.N.ちゃんが急に泣き出しました。リネット先生に抱っこされると、そのまま「くー、くー」と寝息を立て始めました。

今日が3日目のK.N.ちゃんです。3時間を3日のプログラム初週の今週、さすがに本当に疲れたのですね。

泣き通しのA.Su.ちゃんも、今日は後半落ち着いて一人遊びを始めています。明日もこのまま様子を見ていこうと思います。