2006年4月25日火曜日

2006年度 初日----April 25, 2006

今日は2006年度初日です。"Hello!"、"Good morning!" と新しい教室に入ってくる子どもたちは、期待と興奮、そしてちょっぴりの不安を交えながら元気にごあいさつしてくれます。C.K.ちゃんは、朝5時半から 起きて、はりきって登園してきてくれたそうです。

私たち教師・スタッフも今日が初日。準備は十分に整えて臨みましたが、なにぶん相手は幼い子ども。その日の天候や体調、その他の思いも掛けない些細なことが要因で様子が急変することはしばしばです。

今日の午前中は、「これが本当に初日!?」というくらい順調な一日でした。朝のフリープレーからお片付け、モーニングルーティーンと非常に順調でした。昨 年度のプリスクールから進級してきたAちゃんやA.Sh.ちゃんを倣い、みんながちゃんとお友だちを選んで "Good morning song" を歌ってあげることができました。

火曜日はロンパーさんが多くいらっしゃる曜日です。ロンパーさんとは、プリスクールの3・4才さんたちのことを称してこのように呼んでいます。対する18ヶ月から2才のクラスは、トドラーさんと呼んでいます。

トドラークラスとロンパークラスは、基本的には生活を共にします。一日の前半、モーニングルーティーン(朝のお集まり)、singing time から snack time までを一緒に過ごします。そして後半は、ロンパークラスはトドラークラスから離れて、アルファベット(大文字)と月毎のテーマに沿った、ゲームやアクティ ビティを含む課業に取り組んで行く事になります。

トドラークラスの学習テーマとスケジュールは、それほど厳しく設定してはおりません。テーマに沿った学習にはまだ少し幼いですから、かれらの感性や身体的能力に働きかけるシンプルな遊びが中心の課業となります。

4・5月のテーマは、「スクールでの生活」と「色」です。

スクールには、ご家庭では見かけないものがたくさんあります。机やイスなどの家具に始まり、毎日使うクレヨンや紙、マーカーなどのいろいろな物の名前を知 ることが今月のテーマです。また、"sit down"、"stand up"、"wash hands" など、毎日何度も繰り返されるシンプルな指示語に慣れ、意味を理解することも目指します。

そして「色」。最も単純で、最も大切な生活用語です。「色」は、スクールでの英語生活の随所に登場します。これらの、子どもたちもある程度知っている、比較的負荷の少ない学習を通しながら新生活に慣れていくということが、5月末までの子どもたちの目標となっています。

お昼間際、K.N.ちゃんが少しぐずり始めました。昨年度の「プレプリ」クラスは11時まででしたから、初めての3時間で疲れてしまったのでしょう。12時にお母さまがお迎えにいらっしゃると、お母さまの胸の中に飛び込んでいきました。

それを見て、今までの緊張の箍(たが)が外れてしまったのは、3月生まれのロンパーさんたちです。S.S.ちゃん、そして五時半起きのC.K.ちゃんが、火がついたように泣き始めました。K.N.ちゃんのお母さまを見て、急にお母さまが恋しくなってしまいました。

ロンパーさんですから、一応お弁当を持ってきていた二人でしたが、お母さま方にご連絡して早目のお迎えをお願いしました。

でも、よくよく考えると、今日のこの順調さのほうがおかしかったわけです。子どもたちも私たちも初日ですから互いに緊張して半日を過ごし、ランチタイムに なって、ふと緊張の糸が解けてしまったのです。逆に、よくぞここまで頑張った!!というところです。二人には、しばらく12時お迎えでスクールに慣れて いってもらおうと思います。

二人とも、よく頑張ったね!! ゆっくり休んで、また楽しく登園してくださいね。

2才ですが、H.K.くん、全く問題なく午後まで過ごしています。男の子で、食が良いのでスタミナがあります。朝のお別れにはまだまだ時間が必要でしょうが、一旦英語生活に入ってしまえば非常に順調です。

その他の3名のロンパーさんも問題なく過ごすことができました。さすがお姉さん方、周囲であんなにおお泣きされてもさっぱり動じることがありませんでした。

初日から長い日誌になってしまいました・・・。明日からはいよいよトドラーさん方の登園です。みんな、朝のお別れ大丈夫かな?