2006年2月9日木曜日

「V」と「B」----- February 9, 2006

V week も今日でお終いですが、ちょっと気になることがあります。

それは「V」の発音です。

2、3才から英語生活をスタートさせているこの子たちは、現時点ですでに十分にネイティブライクな発音を身に付けています。

余談ですが、「ネイティブライク」というのは、単に発音の良し悪しのみの問題ではなく、イントネーションやテンポなどの複合的結果の成せるものであるとは思っています。

ところが、やはり今日何度聞いても「V」が「B」に聞こえるのです。

リネット先生も気になって、唇を何回も強調しながら発音を見せていらっしゃいました。繰り返すうちに少しは改善されましたが、やはり "vest" が "best" に聞こえます。

そういえば思い出しましたが、以前この子たちは、「F」の音も難しそうにしていました。Nちゃんなどは、「F」の音がどうしても「H」になってしまうようでした。

確かに日本語の発音に「F」や「V」の音はありません。かといって、こんなに幼少期から英語教育を受けているこの子らを指して、「日本語にはない音だから、発音するのが難しい」などという従来の言い訳を当てはめて良いものでしょうか?

ひとつ指摘できることは、今年度のプリスクール生はどのお子さんも、当スクールにご入学されるまでに、日本語の能力が十分に形成されてのち、いらっしゃっていただいているということです。

でも果たしてそれだけで起こり得ることなのでしょうか???

例えば、未だに日本語もつたない、H.U.くんをはじめ、プレプリのお子さん方が4才になった時、やはり「V」の発音に苦心することになるのでしょうか?

・・・などと、ちょっと考えてしまいました。

このお年の幼児さんは、日本語でもただしい発音が出来ない言葉がいくつもありますから、それを考えれば、それほど深刻に受け止めなくてもいいのかな、とも思います。

そんな私のもやもやを余所に、子どもたちは相変わらず元気に学んでいました。

The Bus Song、やはり大人気です。「A」song だった"The ants go marching" もリバイバルで楽しんでます。

「V」アクティビティの vegetable sorting game もキャッキャッと野菜の名前を唱えながら遊んでいます。

Brown bear の制作活動も今日でおわりです。今日は green frog / red bird / purple cat 。いずれも子どもたちに人気のキャラクターです。リネット先生は、purple cat の取り合いになるのでは、と心配されていましたが、なんとかすんなり役割分担はすることができました。

どの動物もあざやかに、そして素材の違いを楽しめる作品に仕上がりました。来週からは、このお面をかぶって、役割練習を始めます。