ピザ作り/レストランごっこ-----サタデースクール December 3rd, 2005
先週、ピザのクラフトをやりましたので、今日はプリスクール同様、本物のピザ作りをしました。
印象的だったのは、プリスクールのお子さんたちより野菜嫌いが多かったこと。
パンの上に、トマトソースもなく、ハムとチーズだけ、なんて最早ピザと呼べない状態のピザを作ったお子さんもいました。
個人的なことですが、好き嫌いなく、肉も野菜も満遍なく食べていた下の息子が、年中、年長、小1と学年を追うごとに偏食するようになって、今ではもう緑色だという理由できゅうり以外のあらゆる野菜が苦手になってしまいました。
小さいうちは、与えられるがままにわけも分からず何でも食べられても、だんだん好みが出てきて、ちょっとでも苦かったとかおいしくなかったという経験が付くと、もう食べられなくなってしまう、ということがあるように思います。
Y.Y.くんだけ、タマネギとピーマンをてんこ盛りしてました。野菜いっぱい食べてえらいですね!
先週に引き続き、レストランごっこを楽しみました。今回は、"Are you ready (to order) ?"や、"Can I have pizza, please?"のように、場面ごとの定型句の練習をさらに徹底しました。
とは申し上げても、当スクールの方法として、英会話スクールのように、センテンスのリピートによるトレーニング方式は取りません。
教師がモデルを繰り返し示すことで、子どもたちはそのセンテンスを自然に習得していきます。
実際、どこのお母さんが自分の赤ちゃんに"Repeat after me!"と言うでしょう?たゆまぬ語りかけと繰り返しによって、赤ちゃんは言葉を話すようになっていくのです。
プリスクールの子どもたちも、一度聞いただけで非常に正確に言葉をコピーします。これは幼児特有の能力です。
話を戻しますが、レストランごっこが始まるとみんな興奮しますから、夢中になって日本語がどんどん出てきます。「すみませーん」と大声でウェイターを呼び ます。そこで先生が傍らから"Excuse me"を何回か繰り返します。すると、子どもはいつの間にかそれを自分の言葉にしてしまって、"Excuse me, waiter!!"と、自然に使い始めます(おそらく本人は無意識です)。
ウェイターがコックに料理を発注するところでも、自然に"One hamburger, please!"と言葉がついて出てきます。少なくともこのような場面において子どもたちは、彼らの脳裏に日本語を介在させずに遊ぶことができているのです。
この経験の繰り返しが、非常に大切なのだと思います。
最後にもう一つ。
授業の終わりに、R.H.くんが"Don't you give me a sticker today?"と尋ねたので、先生がシールブックを取り出してページを探している(今日初雪が降ったので、先生は snow flake のシールを探してました)と、全員が口々に"Show me!"を連発しました。
先生がページを見つけられず手間取っていると、今度は更に大きな声で、節とリズムをつけて"Show Me" Song を即興で歌い始めました。子どもたちがリラックスした雰囲気の中で自由に表現し始めている様子がとても嬉しく思いました。