記憶の仕方-----サタデースクール January 21st, 2006
先週、Dive under the oceanで sea creatures(海の中の生き物)を学習しましたので、今週は更に定着を図るため、sorting(種類分け)のゲームを行いました。
はじめに先週の復習ということで、それぞれの生き物の名前を確認しましたが、みんな口からなかなか名前が出てきません。
中には、一つも覚えていないという子も・・・。
3時間と言えど、一週間に一度のクラスです。どうしても学ぶそばから忘れていってしまうのでしょう。
日本国内で英語を学ぶ日本人なら、老若男女を問わず、たいていの人が向き合う問題、すなわち、習った英語を実際に使う場面に非常に乏しい、という問題は、わずか4・5才の子どもたちでも現実に抱える問題です。
いくら習っても普段使わないから忘れてしまう。
記憶力には確かに個人差があるでしょう。ある子は、頭を抱えながらこう言います「英語、むずかしーい!!すぐ忘れちゃうんだ」と。
例えば、このようなケースと比較して、プリスクールの子たちが習った言葉を忘れずに上達するというのは、もちろん年齢の違いもあるのでしょうが、やはり第一は、毎日繰り返して、何度も何度も確認し続けるからです。
仮に、スクールの外で一切英語に触れなかったとしても、プリスクール生は、年間にして600から1000時間を越える長時間を英語で生活し、毎日毎日、忘れたら繰り返す、を続けるからです。
加えて、(私にはヒトの脳のはたらき方など全くわかりませんが)個人的感覚として、3才のプリスクール生と、4・5才のサタデースクール生とでは、同じものを学ぶにも、脳が行う記憶の仕方がなんとなく違うように思います。
それでも、何才になっても、忘れたら覚えなおす、を根気よく繰り返すことが、結局最良の策なのだと信じています。
サタデーの子たちは、みんな週に一度のクラスをとても楽しみに来てくれます。
学びたい、わからないことを知りたいという「意欲」が大切だと思います。そしてそれは、私たち教師が、どれだけ彼らをスティミュレートできるか、に拠るのではないかと考えます。
どのみち根気の要る作業ですから、しっかり腰をすえて見守っていきたいと思います。